【徹底解説】扇風機の洗い方｜ダイソン製品のメンテナンス方法も紹介

夏場に大活躍する扇風機ですが、翌年に取り出すとホコリまみれになっていることがあります。羽についたホコリを取ることは大変なように思いますが、意外と簡単に洗うことができます。

しかし、羽のついている扇風機のホコリを取るには、扇風機を分解しなくてはいけません。部品をなくしたり組み立て直す方法を忘れてしまったりすると大変なことになるため、扇風機を洗う際には慎重さも必要です。

また、羽のないタワーファンの場合は掃除方法が異なります。そこで、この記事では扇風機の部位毎のホコリの取り方や、お手入れが簡単な扇風機を紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

一見綺麗に見える扇風機でも、カバーや羽などホコリが溜まっていることがあります。扇風機についたホコリをそのままにしておくと、稼働した時に扇風機が起こした風でホコリが飛ばされ衛生的によくありません。扇風機の掃除しておきたい箇所について紹介します。

扇風機のカバー部分は、メッシュが細かくホコリが溜まっています。分解しやすい扇風機もありますが、物によってはレバー部分が固く分解しにくい扇風機もあるため、破損してしまわによう注意が必要です。カバー部分は細かいホコリが多いので、掃除機をかけてから細かな掃除を始めることをおすすめします。

扇風機の羽まわりは静電気が起きやすく、一番ホコリが溜まりやすい箇所です。扇風機が回っている状態だとホコリが溜まっているように見えませんが、よく見るとホコリがびっしりと付いていることもあります。羽まわりを掃除をした後は、静電気が起きないようにケアをすることも大切なポイントです。

扇風機は静電気が起こりやすく、吸気口や本体自体の汚れ、ボタン付近も意外と汚れています。日頃からお手入れをすることで本体の汚れを防ぐことができるので、こまめな掃除が肝心です。扇風機の風に乗って、ホコリや汚れが空気中に流れてしまう可能性もあるので、稼働する前に汚れていないかも忘れずチェックしましょう。

扇風機を掃除する時は、事前に掃除道具を準備しましょう。また、扇風機はホコリがたくさんついているので、掃除をする前に新聞紙を敷いておくといいでしょう。掃除を始める前に掃除機をかけると、ホコリが舞うことなく扇風機の掃除をすることができます。

＜掃除道具一覧＞

• 掃除機
• 雑巾
• ぬるま湯（約30℃）
• 台所用中性洗剤
• スポンジ
• 重曹スプレー
• 洗濯用柔軟剤
• 新聞紙（床に敷く用）

扇風機を掃除する時は4つのステップを踏むことで、簡単に行うことができます。面倒でなかなか扇風機を掃除できていないという方は、ぜひ参考にしてください。

まず、扇風機のカバーと羽を外して掃除機をかけましょう。カバー部分と羽部分にはホコリが溜まりやすいので、思っていた以上にホコリが付着しています。また、分解する際には組み立てる時のことを考え、部品などを無くさないよう注意しながら作業してください。

掃除機をかけた後に濡らした雑巾で軽く拭いておくと、次のステップでさらに掃除がしやすくなります。

次にカバーと羽を水洗いします。取れやすそうな汚れの場合は台所用中性洗剤のみで洗浄するだけでもいいですが、汚れが頑固な場合は重曹を使用しましょう。

次に、扇風機のカバーと羽に付いた汚れを台所用中性洗剤を含ませたスポンジで取りましょう。洗い終わった後はぬるま湯ですすぎ、軽く拭き取ってから日陰で乾かしてください。ゴシゴシと力を入れて洗うと、ゆがんだり破損したりする可能性があるので、軽い力で洗うことがポイントです。

キッチンなどで使用していた扇風機や長年洗っていなかった扇風機は、油汚れや頑固な汚れが付着していることもあります。台所用中性洗剤で落ちない汚れは、重曹スプレーを吹きかけて20分ほど放置しましょう。重曹スプレーは、重曹小さじ1杯：水100mlの割合で簡単に作ることができます。

20分経ったら、スポンジで軽くこすり洗い流します。汚れが取れたら水気を拭き取り、日陰で乾くまで干してください。

ホコリの付着を防ぐために、柔軟剤を使用して静電気防止用のコーティングをしましょう。原液のままの柔軟剤を乾いたタオルに含ませ、なでるようにカバーや羽をコーティングしていきます。基本的に柔軟剤であれば、どのメーカーのものでも問題ありません。

しかし、塗り過ぎには注意しましょう。この作業を行うだけでホコリの付着を防ぎ、次のお手入れが楽になります。

最後に扇風機を元の状態に組み立てて、扇風機の掃除は完了です。意外と簡単に、扇風機を綺麗にすることができます。また、静電気防止のためコーティングもしているので、ホコリも付きにくくなります。扇風機の掃除をしてそのまま収納する場合は、扇風機用のカバーをかけると綺麗に保つことができ衛生的です。

夏に扇風機を取り出した時と役目を終えて収納する時に洗うだけでも、充分綺麗な状態が保てます。

スタイリッシュな扇風機で人気なダイソンなど、タワー型の扇風機は分解することができません。分解できない扇風機は、表面の拭ける部分を固く絞った雑巾やドライシートで拭いておきましょう。また、タワーファン以外にも、羽なし扇風機やハンディファンなども同じように表面を拭くことで綺麗さを保つことができます。

また、近年では分解できるタワーファンも販売されているので、新しく扇風機の購入を考えている場合は、分解できるタワーファンを検討してみてはいかがでしょうか。

扇風機に代わり、人気が高まっているサーキュレーターはどのように洗えばいいでしょうか。基本的には、扇風機と構造は変わらないので、扇風機と同じように分解をしてメンテナンスすることで綺麗に保つことができます。

しかし、分解できないサーキュレーターもあります。その場合は、タワーファンと同じように、固く絞った雑巾やドライシートなどで軽く表面を拭きましょう。サーキュレーターは扇風機とは異なり送風のみのため、ホコリが溜まっていると部屋全体にまき散らしてしまうので、こまめな掃除やメンテナンスが必要です。

扇風機は意外と簡単に掃除ができることが分かりました。また、より掃除がしやすい扇風機もあるで、新しく購入する際は掃除面も含めて検討するといいかもしれません。定期的に掃除やメンテナンスをして、綺麗な扇風機で夏を乗り切りましょう。