羽径45cmのおすすめ業務用扇風機｜床置き・壁掛け・40cm・50cmの工業扇も

夏に冷房のない工業施設や事業所で作業をしていると暑くて大変ですよね。パワフルな扇風機が欲しいなら、羽の直径が大きい業務用扇風機がおすすめ。広い部屋も一気に涼しくできます。暑さ対策だけでなく、部屋の換気・塗装の乾燥・虫よけなど幅広い用途もでも活躍します。

サイズとしては、特に45cmサイズの扇風機がおすすめで、業務用扇風機の中でも商品数が多い一般的な大きさです。壁掛けや床置きタイプなど種類も豊富なのでいろんな場所に設置できます。自宅でも洗濯物の乾燥用として使うのもおすすめです。

本記事では業務用扇風機の種類や選び方など詳しく解説します。おすすめの45cm前後の扇風機を中心に紹介するので最後までご覧ください。暑い季節も業務用扇風機を使い、作業環境を快適にしましょう。

45cmってかなり大きいけど、どんな商品が出てるの？

まず45cmもの直径の商品は、「家庭用扇風機」ではなく業務用の「工業扇」と呼ばれる商品です。

家庭用扇風機の羽根の直径は30cmが一般的で、大きくても35cm程度。これよりさらに10cmも大きい製品となると、業務用商品となります。

家庭用扇風機と比べて業務用は大きいため、消費電力や電気代も高くなります。製品にもよりますが、一般的な業務用大型扇風機の1時間あたりの消費電力は約50～150Wです。

1日12時間使用したとして電気代計算すると、一ヶ月あたり500-1500円程度。

ちなみに扇風機を動かすモーターにはACモーターとDCモーターがあり、DCモーターの方が消費電力が少なく静音性も高いです。

ただし、DCモーターの方が壊れやすい側面があるため、長期間の使用を見込むなら、ACモーターの方が合っている場合も。どちらがいいかよく検討してください。

業務用扇風機には、以下の電圧と送電方法に対応した商品が混在しています。

• 単相100V
  （家庭用。一般的な電化製品に使用）
• 単相200V
  （家庭用や小規模物件。リビングエアコンなど）
• 三相200V
  （業務用。いわゆる動力プラン）

極端な話、三相200V用の製品を家庭用コンセントには使用できません。

普段から業務用の電化製品をご利用中ではなく、今回はじめて家庭や小規模店舗用として導入したい場合は、その物件で使用できるコンセント形状や電気プランかを確認して選んでください。

大きなファンを支えるために脚が三脚形状になったタイプ。

業務用扇風機では一般的な形状で、さまざまな商品から選べます。上部スタンドはさらに伸縮する商品も多数。

三脚のスペースが必要になるものの、大きくひらけた場所で使いやすいタイプです。

コンパクトな床置き型！

業務用扇風機らしい大風量でありながら、家庭用扇風機と変わらないコンパクトさが特徴です。製品によってはキャスターが付いているため、場所を変えたいときにも便利。

左右のみならず上下の自動首振りのついたモデルもあるため、首の角度を変えて空気を循環させたい人はよく確認してください。

また、ファンが床に近いため、床のモップ・ワックスがけの際に早く乾かすために使うといった活用法もあります。

移動しないなら見た目スッキリの壁掛けタイプ！

省スペースという点では据え置きタイプを凌ぐのが壁掛けタイプです。ただし、容易に移動できないのがデメリット。壁掛けタイプの性質上、高いところの空気を拡散したい場合に向いています。

ただし、壁掛けタイプの工場扇の中には、10kg近い重量のものもあります。設置したいお部屋によっては、そもそも壁掛け可能なのかという点から確認が必要です。

プラスチック？金属？環境にあった素材を

業務用扇風機にはプラスチック素材のみでなく、アルミニウムといった金属素材でできた商品もあります。例えば、直射日光の当たる場所でプラスチックを使用すると、あっという間に劣化してしまいますよね。

このように、使用環境によっては金属素材の方が都合の良い場合もしばしば。

しかし、ご家庭や来客のある店舗で使用する場合、金属の羽根が事故につながる可能性があります。また重量もあるため、万が一倒れた時には危険が伴うことに。

使用環境の安全性が担保できるかも、合わせて考えてください。

業務用扇風機には大型バッテリーを搭載した充電型もあります。屋外作業なのに発電機がないなど、どうしても電源を取れない状況では重宝しますよね。

使用状況によって必要になるかどうか、あらかじめ確認しておいてください。

サーマルプロテクターは「過熱保護装置」とも言い、周囲や内部温度が上がりすぎた際に、自動的に電源を切る安全装置です。

直射日光の当たる場所といった、高温になる可能性のある場所での利用が前提なら、この機能の有無を確認すべきです。

工場扇って掃除できるの？と思う人もいますよね。実はほとんどの工場扇は、分解掃除ができる構造になっています。

方法は家庭用扇風機と同じく、羽根ガードを外して、羽を分解掃除するだけ。どの機種も大きく手間は変わりません。埃が目立ってきたら、分解掃除をするようにしましょう。

風速・風量をチェックしましょう。業務用扇風機は、風速200～400m/min程度で一般的な家庭用扇風機の2倍ほどです。

一般的な扇風機と同じように弱・中・強と段階的に切り替えられるものが多いです。部屋の広さで適した風速は決まっていないため、口コミや性能を比較して検討しましょう。

首振りの角度は製品によって違います。70度や80度など記載が必ずあるため、特に左右への首振りを重視する方は必ず確認してください。

扇風機には羽根を回転させるためのモーターが搭載されていて、AC(交流)とDC(直流)の2種類があります。

一般的に、家庭用扇風機は消費電力が高く静音性の欠けるACモーターよりも、それら弱点を払拭したDCモーターの方が人気です。

しかし、DCモーターはACモーターよりも壊れやすいデメリットがあります。

業務用ということで、もともと静音性は度外視でご検討中の方も多いでしょう。業務用扇風機に限っては、DCモーターにこだわる理由は少ないです。必要性のある方のみ、DCモーターかを基準にしてください。

工場扇の中には、上記画像のように2段タイプもあります。より風量を取りたい時、空間の上から下まで風を流したい場合に重宝します。

100cmを超えるサイズの扇風機も業務用商品として販売されています。工事現場や夏場のスポーツ大会といった用途で、常に一定の需要があります。

業務用商品ではあるものの、楽天ショップといった一般向けECサイトで取り扱いがある商品もあるため、比較的誰でも手に入りやすいですよ。

「家庭で使っているサーキュレーターの業務用が欲しい」方もいますよね。業務用サーキュレーターとして、「送風機」と呼ばれるジャンルの商品が発売されています。

中には直径50cm・60cmの商品もあるため、送風が目的の場合はこちらを選ぶのも一つの手です。

業務用扇風機が欲しい方は、オークションサイトやオフィス商品販売店で探してみるのもおすすめです。

お得に購入できる場合もあるので、費用を抑えたい方はチェックしましょう。また、多くの業務用扇風機を確保したい時にも中古で探してみるといいかもしれません。

商業施設や来客のある小型店舗で使用する場合、扇風機カバーやネットを使用するべきです。

業務用扇風機はかなり出力が大きいため、万が一指を入れてしまうと大事故につながる恐れがあります。

特に羽根が金属の扇風機は万が一を想定して、安全対策を行ってください。

さまざまなサイズの業務用扇風機がありますが、中でも種類が豊富な45cm扇風機がおすすめです。本記事を参考に設置する場所や用途に合う商品を選んでください。45cmの業務用扇風機を使い、作業環境を快適にしましょう。