【徹底比較】高さのある扇風機おすすめ10選｜高さ調節の仕組みとは

夏の間に大活躍する扇風機。現在は扇風機の種類も多く、壁掛け扇風機やタワー型扇風機の他に、羽根なし扇風機などもあります。中でも、昔からあるおなじみのリビング扇風機は、使いやすく現在も人気です。

椅子に座る洋室では、高さのあるハイポジション扇風機が最適です。高さが調節できるリビング扇風機は多いですが、どのくらいの高さまで調節できるのか、また、高さ調節の仕組みや故障した時の対処方法が分からない方もいるでしょう。

そこでこの記事では、リビング扇風機の平均的な高さや、高さ調節の仕組み・故障した時の対処法を紹介します。ハイポジション扇風機の選び方やおすすめのハイポジション扇風機10選も紹介するので、ぜひ記事を読んでください。

標準サイズのリビング扇風機の高さは、65～90cmくらいが一般的です。90cmなら、ソファに座った時に、ちょうどいい高さです。一方で、ハイポジション扇風機の平均的な高さは85～130cmまでと、かなり高くなります。最も低く設定しても、普通のリビング扇風機の最も高い位置とほぼ同じくらいの高さです。

子供部屋や寝室など、扇風機を設置したい部屋は多くあります。しかし、子供部屋には標準サイズの扇風機など、部屋によって最適な扇風機の高さは異なります。シーン別に最適な扇風機の高さを見ていきましょう。

畳の部屋や子供部屋は、低い高さに風が欲しいので、標準サイズの扇風機がおすすめです。高さが65cmくらいなら、畳に座っていてもしっかり風を感じられます。子供の勉強中や就寝中にも、標準サイズで最適な高さに調節できます。

ダイニングには、ハイポジションの扇風機が最適です。椅子に座ると位置が高くなり、風をテーブルの高さに送るには、100cm以上の高さが必要になります。100cm以上あれば、風が体の上部に行きやすく、より涼しく感じられます。

高さが150cm以上の扇風機は、多くが業務用扇風機です。フロア扇や工場扇と呼ばれるタイプで、中には150cm以上まで高くできるモデルもあります。非常に高く設置できますが、風が強すぎるため、家庭用には向いていません。

扇風機を寝室で使用する場合は、ベッドの高さや好みで標準サイズか、ハイポジションかを選びましょう。直接風に当たりたいなら、標準サイズがおすすめです。標準サイズは、ベッドに寝た時にちょうど風が来る高さです。間接的に風に当たりたい場合は、ハイポジション扇風機がおすすめです。部屋の空気も循環でき、より間接的な風に当たれます。

リビング扇風機は、高さが調節できるのが一般的です。高さ調節は、どのような仕組みになっているのでしょうか。また、高さが直接できなくなる故障の原因もあわせて、確認しましょう。

扇風機の高さ調節の仕組みは、メーカーにより異なります。しかし、スライドパイプ内のバネが伸び縮みすることで高さを変えることが多いです。高さを固定するための爪がレバーの中にあり、高さ調節ボタンを押すると、この爪が外れてバネが縮まります。

バネが縮むことで、高さが下がりしっかりと固定。同じように、高さを上げる時は、高さ調節ボタンを押して、固定していた爪が外れバネが伸びて高くなります。

バネが伸び縮みしない、爪が割れて引っ掛からないことが、高さ調節の主な原因に挙げられます。また、バネを固定しているパーツや高さ調節ボタンの不具合も考えられます。スライドパイプが上がらないなど、高さ調節ができない時は、修理が必要です。高さ調節の修理は普通、5,000〜20,000円ほどかかり、安くはありません。

ハイポジション扇風機は、椅子やソファに座るダイニングやリビングで使う時に最適です。モーターの種類や機能面など、ハイポジション扇風機を選ぶ時のポイントを見ていきましょう。

扇風機のモーターは、DCモーターとACモーターの2種類あります。DCモーターは消費電力が少なく音も静かで、ACモーターは価格が安いのが特徴です。それぞれのモーターのメリットやデメリットを見ていきましょう。

DCモーターは直流電源で動くモーターで、価格はACモーターよりも高いですが、消費電力が安いのが大きなメリットです。また、風量調節も細かくでき、自然の風のようにやわらかい微風も送れます。動作音も静かで就寝時にも便利です。細かく風量調節をしたい方や、月々の電気代を抑えたい方にはおすすめです。

ACモーターは、交流電源で動きます。DCモーターよりも価格が安く1万円以下の商品も探しやすいです。消費電力が多く、月々の電気代が高くなるのがデメリットです。風量調節もDCモーターほど細かくできず、普通は3～4段階までが限界です。夏の期間だけに使用する季節家電ですので、価格重視の方にはおすすめです。

リモコン付きの扇風機なら、遠くにいても扇風機の操作ができて便利です。リモコン操作以外にも、扇風機にあったら嬉しい便利が機能がいくつかあるので、紹介します。

扇風機は本体の操作ボタンで、操作することができます。リモコン付きの扇風機なら、本体で操作ができるだけでなく、リモコンを使い遠くにいても操作が可能です。リビングやダイニングなど、広い部屋で使う時に便利に使えます。寝室でも、リモコンを手元に置いておけば、わざわざ起き上がって操作する必要がありません。

タイマーには、入タイマーと切タイマーがあります。切タイマーは就寝時に設定すれば、電源の切り忘れを防げて安心です。入タイマーは、起床時に合わせて設定すれば、快適に起床できます。切タイマーのみ搭載モデルが多いですが、入切両方搭載されたモデルもあります。タイマーの設定時間はモデルによって異なるので、その点も確認しましょう。

センサー機能は、部屋の湿度や温度を感知して自動で風量を切り替えたり、電源を切ったりしてくれる機能です。設定した温度以上になると運転し、以下になると電源を切るので、電気代の節約にもなります。また、一定の温度や湿度を超えると、ランプや音で知らせるモデルもあります。高齢者や小さいお子さんのいるご家庭でも、便利に使えます。

洋室におすすめのハイポジションの扇風機を扱う人気のメーカーは、パナソニック・日立・三菱の3社です。3社それぞれの商品の特徴を紹介するので、商品選びの参考にしてください。

パナソニックのハイポジション扇風機は、高さを90～105cmまで調節できます。1・2・4時間の切タイマー機能付きで、リモコン付属なので、離れた場所からも操作ができて便利です。チャイルドロック付いたモデルは、小さいお子さんがいても安心して使えます。首振り機能や風量長調節などの他に、イオン機能付きのモデルもあります。

日立のハイポジション扇風機は、DCモーター採用で風量を8段階まで細かく調節できます。高さが81～110cmまで調節できるモデルもあります。110cｍあれば、洋室で快適な高さで使えて便利です。左右首振りの角度は3段階に切り替えができます。また、温度センサー機能で、自動で風量を切り替えでき、電気代の節約にもなります。

三菱のハイポジション扇風機は、最高で140cm以上まで高さを調節できるモデルもあります。タイマー機能は入切の両方搭載されていて、起床時にも便利です。静音性が高く、強運転時でも騒音値を36dBと低騒音を実現しています。価格は15,000円以上の商品が多いですが、使いやすさと静音性を考えればお得に感じられます。

ハイポジション扇風機は、椅子に座るリビングやダイニングにぴったりです。最適な高さに調節して、用途に合わせて使うこともできます。商品を選ぶ時は、モーターの種類や、便利な機能を確認して、長く愛用できる扇風機を選んでください。