扇風機の部品の名称は？スピンナーは代用可能？｜取り寄せできる？壊れた場合についても

エアコンの冷風・温風を循環させ、効率的に室温をサポートする扇風機は、節電にもおすすめのアイテムです。安全に使用するためには、定期的なメンテナンスとともに各部品に不具合がないかを点検するのがおすすめです。

壊れた場合は、まず扇風機の各所を目視してください。数々の部品で構成されていますが、破損箇所が解れば取り寄せて交換できます。取り寄せは、メーカーまたは販売店から取り寄せますが、山善の場合は、メーカーではなく購入した販売店から取り寄せる形です。

この記事では、スピンナーやガードリングなど扇風機部品の名称・種類をはじめ、各メーカーの部品保有期間についてや、ホームセンターの代用品による修理が可能かもお伝えします。

ガートとは、扇風機の羽根を覆っている部品です。主に前ガード・後ガードの2種類あります。羽根がむき出しになっている状態だと非常に危険なので、ガードが取り付けられています。ガードにはホコリがたまりやすいため、扇風機の寿命も延びすためにも定期的なお手入れが必要です。

羽根とは、扇風機の中心で回転して風を起こす部品です。メーカーや製品によって羽根の枚数は異なります。また、扇風機の羽根は取り外し可能で交換もできます。羽根単体でも購入できるので、動きが悪くなったと感じたらぜひ羽根を交換してください。

スピンナートとは、扇風機の羽根を固定しているパーツ。扇風機の羽根やガードをお手入れするときに外して紛失する方も多いです。小さいですが扇風機にとって重要なパーツなので、紛失しないように注意してください。

ガードリングとは、扇風機の前ガードの周りの部品です。前ガードと後ガードを取りつけられるよう、ガードリングにはツメが付けられていて、簡単に取り付けが可能。取り外しも簡単なのでお手入れの際も便利です。

首振りつまみとは、扇風機のモーター部分に取り付けられている小さいつまみです。つまみの先にはギアーがついており、つまみを押し込むとギアー類とつながって首振りをする仕組みになっています。広い範囲に風を届けられるので非常に便利です。

モーターは扇風機の駆動に大きく関わる部分で、DCモーターとACモーターの2種類があります。また、扇風機の故障原因として1番多いのがモーター部分の故障です。扇風機の寿命もモーター部分の状態によって変わります。

パイプ・支柱とは、扇風機を支えている部品です。高さ調節ネジがついているものが主流で、支柱の高さを簡単に調節できます。高さ調節した後にネジがしっかりと締まっていないと、支柱キャップが外れてしまうので注意が必要です。

ベースとは扇風機の土台の部分です。ベース部分には操作パネルがついており、扇風機の風の強さや首振りなどを調節できます。また、オフシーズンで扇風機を収納する場合は、ベース部分を取り外してコンパクトに収納するのがおすすめです。

羽根やガードの部分は取り外して交換ができるイメージが強いですよね。実は、扇風機のスピンナーやガードリングも交換が可能です。そのため、スピンナーやガードリングが壊れた場合は、取り外して交換を行ってください。

さらに、スピンナーやガードリングは単体での購入も可能です。そのため、家電にそこまでくわしくない方でも簡単に購入できます。メーカーのホームページにスピンナーやガードリングの取り付け方が載っているので、ぜひ参考にしてください。

また、基本的に扇風機のスピンナーやガードリングの代用はできません。ホームセンターで代用になりそうなものを購入しようと考える方がいるかもしれませんが、故障や事故を招く可能性があるので、スピナーやガードリングはもちろん他の部品も代用品を使うのはやめてください。

ユアサプライムス株式会社は、冷暖房機器をはじめ家電製品や住宅関連商品の製造や開発をおこなう企業です。ユアサの製品は、家電量販店やホームセンターまたは、ユアサプライムス.comやAmazonなどネット通販でも購入できます。

ネット通販では、ユアサのさまざまな形状の扇風機が購入できるほか、扇風機部品のスピンナーの純正品も購入可能です。

扇風機の部品は持っている扇風機のメーカーに合わせたものを購入してください。同じメーカーのものでないと合わない場合が多いです。また、同じメーカーのものでも型番によって合わない場合もあるので、どれを買ったらいいのか迷った場合はメーカーに問い合わせましょう。

扇風機の部品を購入したい場合は、持っている扇風機のメーカーから取り寄せるのがおすすめです。家電量販店によっては持っている扇風機に合う部品が販売されていない場合もあります。メーカーから取り寄せれば最も手っ取り早く確実に購入可能です。

扇風機の部品を購入する方法としては、家電量販店から取り寄せる方法もあります。たとえば、山善では公式ホームページに下記のような記載があり、メーカーから直接取り寄せできないので注意してください。お近くの家電量販店が部品の取り寄せに対応しているかどうかを事前に調べてから店舗に行きましょう。

近くに家電量販店がない場合は、ネットショップで各部品を購入する方法もおすすめです。メーカーや家電量販店から取り寄せるよりも、安い価格で手に入れられる可能性もあります。しかし、持っている扇風機に合うパーツかを見分ける必要があるので購入の際には十分注意しましょう。

家電メーカーは、販売している製品が故障した際に修理するために、製品の部品を保有しています。ただし、部品には保有期間があり、生産終了になってから一定期間を過ぎると部品を手に入れるのが難しくなります。その期間は家電製品の種類・メーカーによって期間は異なりますが、扇風機は8年が一般的です。

経年劣化による部品交換が必要になった場合は、同じ扇風機を長期間使っている可能性が高いですよね。扇風機の平均寿命は約8年です。10年を超えて使用している場合や、寿命のサインがある場合は扇風機の買い替えを検討しましょう。経年劣化した製品をそのまま使い続けると、事故や発火の可能性があり危険です。

ベースと支柱部分の組み立て方は以下のとおりです。

1. 支柱と底面にある樹脂ナットを取り外す
2. 電源コードをベースの後部穴へ通す
3. 支柱後部をベースに挿し込む
4. ベースの底面から支柱とベースを樹脂ナットでしっかり固定する
5. モーター部を持ってゆっくりと寝かせる
6. ベースを持ち上げてしっかり固定されているかをチェックする
7. チェックが終わったら組み立て完了

支柱をベースにはめ込む際は、電源コードを一緒に挟みこまないように注意してください。電源コードを巻き込むと電源コードの破損につながり、火災や漏電の原因になるので危険です。樹脂ナットで固定した後に持ち運ぶ際は、ベースが落ちないように注意しましょう。

ガードや羽根・ガードリングの付け方の手順は以下のとおりです。

【後ガードの取り付け方】

1. スピンナー・ガード止めナット・チューブを外す
2. 後ガードの挿し込み穴にモーター部前面の凸部の向きを合わせて挿し込む
3. 挿し込んだら「ガード止めナット」を右に回して締め付ける

【前ガードの取り付け方】

1. 前ガードの「フック」を後ガードの上部に合わせて掛ける
2. 前ガードを抑えて後ガードにはめ込む
3. それぞれのツメがはめ込まれているかを確認する

【羽根の取り付け方】

• 「回り止めピン」と羽根裏側の「凹部」の向きを合わせる
• 羽根をモーターの奥まで挿し込む
• 羽根を押さえながらスピンナーを左へ回して締め付ける

今回は、扇風機を構成している部品や購入方法について紹介しました。扇風機はそれぞれのパーツごとに交換できます。ぜひ本記事を参考にして、故障した部品を交換し扇風機を長く使ってください。